旧ドイツ民主共和国におけるカテゴリーの解釈
ドイツ民主共和国では、通訳サービスは任務の種類によって以下のように分類されている。
カテゴリー1(通訳同行)
個人およびグループの訪問、市内観光、休暇中のゲストや旅行者の世話、文化・スポーツイベントへの参加、挨拶や別れ、非公式またはカジュアルな会話のための連絡通訳。
カテゴリー2(情報通訳)
政治討論、技術討論、科学討論、商業討論における重要な情報内容の複製、閣僚レベル、同等レベル、またはそれ以上のレベルの通訳、連帯会議、友好会議、国家レセプションにおける聴衆内での通訳。
カテゴリー3(講義通訳、リエゾン通訳)
教育イベント、連帯会議、親睦会議、国家レセプションなど、聴衆全員の前での通訳、講演会、プレゼンテーションの通訳、閣僚レベル、同等レベル、またはそれ以上のレベルの情報通訳、裁判所、公証人役場、捜査機関での通訳、政治、技術、科学、商業交渉での文書作成のための通訳、インタビューや編集後のフィルム収録のためのテープ通訳など、情報内容を歪めることなく完璧に再現すること。(講義通訳の場合、通訳者は通常2人1組で仕事をする。)
カテゴリー4(議会通訳)
会議、カンファレンス、シンポジウム、コロキアムにおいて、干渉、歪み、遅延、中断のない情報コンテンツの完璧な同時再生。
通訳は3人1組のグループか、この種の短期会議の場合は2人1組で交代しながら仕事をする。コングレス通訳者は通常、ブースで働くか、言語グループ・システムを使って働く。
カテゴリー5(特別通訳)
そのためには、会議通訳者としての実績が必要です。大きなイベントやテレビ・ラジオの生放送で観客の前で通訳をする。映画関係者の社内上映会で、映画の選定・批評・購入のために通訳をしたり、劇場での上映会や観客のいる映画上映会で通訳をする。